PTA役員免除の条件とは くじ引きは公平なのでしょうか
誰もがなりたくないPTAの役員。「やりたくない」それだけの理由でならなくて済めばいいですよね。
そんな中でも毎年一握りの人がPTA役員になっていただける。それはとてもありがたいことです。
しかし、誰一人としてそういう支援の手を差し出してくれる人がいないとき、仕方なくくじ引きをして決めざるを得ないケースがあります。
くじ引きは公平でいるようで、実はそうとも限りません。不公平は不幸を強いることになりかねません。
PTA役員免除の条件とはというポイントを今回は考えてみましょう。
私の属するPTAでは残念ながらくじ引きで決めています。
くじ引きは最終手段として、なるべく使わないで済むようにしていきたいですね。
不公平のないPTA役員の決め方とは
くじ引きは一見不公平のない決め方です。ですが実際は不公平が生まれているのも事実です。
その理由はくじ引きを行う以前に既に公平ではない状態となっているからです。
もちろん世の中、全ての人が一様に同じ生活を送っているわけではありません。
家庭環境、健康状態、収入などなど、数えだしたらきりがない程の事柄においてみなさんそれぞれの事情があります。
その中で優劣など簡単にはつけれないものです。
しかし、明らかに簡単に優劣がつけられるものまで見過ごすのは手抜きと言われてもしかたがありません。
公平にくじ引きに参加できない人は予め除外するべきなのです。
わかりやすい例で言い換えますと、病気などで入院生活をしている人、退院直後などの人を対象だからとくじ引きに加えてはいけないのは当然の理屈です。
社会には弱い立場の人を救うための仕組みがさまざま用意されています。
これは弱い立場や、困っている人が必ず社会には一定数存在しており、そういう人たちには事情を汲んで配慮しようとする福祉社会が機能している証拠です。
優しさが求められ、優しさが実現している素晴らしいことなのです。
家庭の事情の強弱で考慮しなければならないような人たちもいるでしょう。
くじ引きの前に予めそういう参加すべきではない人を導き出さなければなりません。
事情をきちんと説明してもらった人に対しては配慮するのは当然ですが、説明のない人にはどうしましょうか。
配慮すべき人とはどういう基準なのか
やりたくないというのも立派な理由の一つとも言えないことはないですが、誰もが安易に納得できる理由が必要であると思います。
例えば一例を上げるとこんな方たちでしょうか。
介護が欠かせない家族がいるお方、一日中休まる隙間もない重度のケアが必要なご家庭のお方などは大変ですよね。仕事の打合せなどの時間帯は必ず手が離せないお方など、考えれば切りがないほど様々なケースがあります。
きちんと丁寧にお話を伺わないと、簡単には他人に言いたくない個人の事情など、打ち明けて貰えないケースもあります。
声にならない声をなんとか考慮してあげないといけません。
持病をお持ちの方、健康状態に不安のある方などもいらっしゃるでしょう。
中にはそういう理由は誰にも知られたくないという人もいるでしょう。人に言いたくない病気は思っているよりも種類が多いのです。
まずはくじ引きの前に除外して欲しいとお申し出の方を募るのがよろしいのではないでしょうか。
もしも、詳しく事情を説明したくないとおっしゃる方がいる場合、みなさんの優しさで特別な計らいをしてあげましょう。
あなたの優しさは、きっと回り回って自分にも帰ってくるものですからね。
「くじの公平性」をご存知でしょうか
少し話は離れてしまいますが、くじ引きの公平性を証明しようという至ってまじめな数学の問題があります。
難しい理屈は抜きに言うと、引いたくじを戻さない限り何番目にくじを引いても確率は同じとなります。
難しい理屈を知りたい人はこちらのリンクからチェックしてみましょう。くじの公平性(家庭教師のトライ)
話をもとに戻しましょう。
基準はしっかりと説明しましょう
事情は人それぞれ環境が異なるなどで、くじ引きの参加基準は最初から一様には設定できないと思います。
これまで除外した事例や、除外するに相応する事情を例示するのがいいかも知れません。
こういう事情の人は大変ですよねと、皆が思えるようなものを伝えましょうか。
最初に申しましたように、人によっては千差万別事情はあります。そんな事情をくまなく説明し尽くすことは不可能です。
きちんと事情を説明するのはお願いする側でもありますが、除外して欲しい側にもきちんと説明を求めることが大事であると思います。
最初から、疑いの目で根拠の真意を知りたいから説明を求めるのではないことを伝えるのは円滑に進める上で大切なことです。
運営を妨げる可能性のある人も基準に満たないと見做す
PTA役員決めのようなやり取りの中では全力で、過剰に拒否反応を示す人が中にはいるでしょう。
そんな厄介そうな空気をお持ちの方には潔く免除してあげましょう。
無駄に時間と心を浪費しないようにしましょう。運営している側、私達の時間と心も大切なものです。
説明を尽くし、一生懸命説得しても理解を示さない人が、挙げ句、くじ引きの結果選ばれてしまったらどうでしょう。
今後、協力的な姿勢が見込めない人が選ばれるわけです。早目に結論を決めていきましょう。そうでないと倍以上に労力が必要となる可能性すらあります。
きちんと説明をして理解をいただける人に対して労力は割くべきです。
くじ引きはどうやってやる?ツールなど
くじ引きには何かくじになるものを用意してするくじと、紙に書くあみだくじなどがあります。
皆さんご存知のラインLINEにくじ引きの機能があります。
ただしゲームっぽい要素(雰囲気)があるので、役員になりたくない人が選ばれた場合には、この決め方自体に対してお怒りになられる可能性があります。
空気をよく読んでからお使いください。
まとめ やってみるとやってよかったと思えるPTA
PTAは大変なことはありませんというと言い過ぎでしょうか。
やってみないと実際はどうなのかはよくわかりませんよね。
何故なら、どんなことをしているのかは、やっている人や、やったことのある人以外が知りようがないからです。
経験者からやってみると良かったよと言われても、単に勧誘したいからなのか、本心なのか素直には受け取れないのが人間です。
もし、PTA役員をやってみて大変だとすると、過去の人たちの努力不足なのかも知れません。
誰もがやりやすい活動内容、労力がなるべく不要な仕組みに変えていかなくてはなりません。
しかし昔のことは今更変えようがありません。
でも幸運なことに未来のことなら今からでもなんとかできるのです。
それができるのは、現PTA役員だけなのです。私であり、この記事にたどり着いたあなたも知れませんね。
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