子供達の職業選択の自由 知らない職業は天職? 仕事に苦しめられないために
子供達が就く職業とはどんなものでしょうか。家業を営む家庭などであれば自分の親の仕事を見る機会に恵まれる子供達もいることでしょう。
アルバイトなどで経験したことのある仕事にたまたま就く人も中にはいます。
そうでもない場合、ほぼみんな未経験な仕事に就くことになります。
そんな初めての仕事が果たして天職になり得るでしょうか。残念ながらそうでないケースの方が多い世の中です。
子供達は大人として扱われるまでに何度か卒業を繰り返します。そして最後の卒業以降がいよいよ大人の仲間入りとなります。
大人とは?というと色々な定義がありますが、今回は自分で生計をたてるための収入を得ることができる人物として話を進めたいと思います。
家業がある家などを除くと、職業は基本的に自分で選ぶことができます。
あなたにも子供の頃に憧れていた職業があるでしょう。歳を取るとともに夢は減っていき、現実的な職業の選択肢に落ち着くものです。
そして運良く憧れた職業に就ける人と、そうでない人がいます。ほとんどの人は後者の方かも知れませんね。
今の自分の仕事は子供の頃から振り返ってみて想像できるものだったでしょうか。
ほとんどの人が子供の頃には知らなかった仕事に就いていると言えるかもですね。
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知らない仕事に就き、その仕事が自分には合わないことに始めて気付き転職することになります。
私達大人がもう少し若かった一昔前は、転職はマイナスイメージが圧倒的に先行していました。しかし、2022年にはもうとっくに普通の出来事となっています。
さらには、転職はステップアップの手段としての地位までも得ています。
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仕事には支配されない 主役はあなただから
仕事というものは人生では否応なく長きに渡り中心に存在するものです。
就職は人生の墓場ではありません。決して取り返しのつかないものではありません。
望まざる仕事に就くこともあるでしょう。仕事で悩み、人生の歩みをうまく進めないこともあるでしょう。
もう少し軽く考えてみましょう。仕事は夢を叶えるためのツールの一つと考えてみましょう。
自分に合わないツールは変えてみるのも良いかもしれませんね。
肉体的にも、精神的にも無理な仕事をすることは、プラスのネジ穴にマイナスドライバーをさして回そうとするようなものです。
心が壊れてしまう前に、ツールを変えましょう。
何になりたくて、結局何になれたのか
社会には誰もが夢見るような職業や、逆に、できれば誰もやりたくない職業までたくさんのものがあります。
社会にはいったいどれだけの数の職業があるでしょうか。あなたはどれだけの数の(種類の)職業をご存知でしょうか。
実際のところ世の中には自分が知らない職業の方が多いのですよね。
繰り返しますが、子供の頃、自分が大人になったときの仕事をイメージできていた人はいるでしょうか。
子供の頃にしっかりと将来の職業のイメージができていて、大人になってその通りに夢が叶った人は少ないのではないでしょうか。
自分を含め多くの人が憧れる職業に就いた人が成功者とすると、そうでない人は成功者ではないのでしょうか。
決してそうではないですね。
どんな職業でも成功することはできます。
やりたいことが見つからない子供達は何をしよう
自分は何をしたいのかわからない、そんな子供達がいます。実は私もそうでした。
何をしたいのかよくわからない。
もちろん理想はあります。理想はその時の自分とは遠くかけ離れ過ぎていて近づくのが容易でないので、ある時から自分が求める職業の選択肢からは除外してしまっていました。
今の自分なら、きっと昔の自分に的確にアドバイスをすることができます。皆さんも同じ様に思う人も中にはいるかも知れませんね。
視野が狭いと自ずと選択肢も少なくなります。ランチの時にお店のメニューが2つしか選択肢がないよりも、もっともっとたくさんある方がありがたい様なものです。
その中に欲しいものが無いから、仕方無しにどれかを選ぶ。または店の前のメニューを見て入ることすらもためらったり、入らなかったり。
仕事に置き換えてみますと、どんな職業があるのか、その仕事はどんなものなのかをあらかじめ知っておくことは、やりたい仕事を見つけるにはとても大切なことです。
そのためには社会経験豊富な生活を送る必要があります。アルバイトをたくさんやってみることも一つですね。
仕事には誰かがしないといけないものがある?
社会には様々な職業があり、誰かが必ずその仕事をしないと困るという認識が少なからずあります。
みんながやりたくない職業など、実際されている人には感謝しかないのは当然です。
本当にありがとうございます。
しかし、未来に向けては誰かが必ずその役割を果たす必要があるとは言い切れない時代になってきています。
Kで始まる、きつい仕事などは将来には人間がやる必要が無くなってくるからです。
苦しみなどを伴う仕事はどんどん無くなっていきますし、なくすべきなのです。
むしろみんなが避けていくほど、自動化や、ロボット化などが進む可能性が高いのです。
もしもみんなが同じ仕事に就いたなら
理想とする職業に就くことは、叶えば嬉しいですがなかなかそうはならないものです。
どこか企業などに就職するには大変な試験や面接などをクリアしないといけません。
人気のある仕事だから、一定の要求するスキルを求めるからなどで、人選としてふるい分けが行われるわけです。
最近の幼稚園の劇のイベントで、主役が何人も登場するように、もしも全ての人が自分の求める仕事に就ける世界があるとすればどんな感じでしょうか。
現実的には不可能なことですが、ドラえもんの1シーンのように想像しただけでおかしな世界になるのは間違いありません。
今している仕事を天職にしよう
天職って何でしょうか。
たとえやりたくてしているわけでない仕事も案外適性が合うことで才能を発揮することだってあります。
言葉遊びになりますが、天職と感じない人は転職することで天職を得る可能性があります。
いったい何のために働くのか、そんな疑問を持っていたことすら忘れてしまった大人は多いでしょう。
生きていくためには、生活費を稼ぐことが欠かせません。
他にもっとましな理由を子供達に説明することはできないでしょうか。
まとめ 誰かの仕事に感謝しよう
何のために働くのか、何故働くのか、私なら子供達にこう説明します。
社会に参加し誰かに感謝し、そして感謝されるため。
社会では全ての人が生きていくためには働かなくてはなりません。
全ての人が働くのですが残念ながら、全ての人が最高に活躍できるわけではありません。
仕事が無い人も、仕事に就けない人もたくさんいます。
たとえ仕事があってもみんなが最高の活躍をして高い収入を得れるわけでもありません。
仕事がうまくいかない場合には理由は人それぞれたくさんあります。
うまく活躍できない人は必ず存在します。だからと言って非難することは間違っています。
それが当たり前の社会なのです。
うまくできる人がいれば、その人がうまくできない人の分も活躍すればそれでいいのです。
全ての人は必然的にお互いに必要な存在です。目の前にいない人も含めてです。
人生はおおかた仕事の時間で支配されています。ですが生きる意味が仕事ではないのと同じように、人間の価値は仕事ではありません。
仕事が苦しくて、病んでしまう人がいます。
自ら命を絶つ人もいます。
人は生きているだけで価値があります。あなたのありがとうで救われる人もいるのです。
ありがとうと感謝を言うあなたは、最も尊い存在なのです。
感謝することは、感謝されること
感謝する人と、感謝される人がいる場合どちらが素晴らしい人でしょうか。
この質問に答えなんてありません。あなたの思ったものが正解です。
あなたはどちらの人になれるでしょうか?
簡単になれるのは感謝する人。
今すぐにだってなれます。誰よりも感謝する人になってみませんか。
きっとそういう人が、誰よりも感謝される人なのかも知れませんね。
職場や通勤、通学で見かける人達、街の中、お店、様々なサービス業の人達、家庭で家事をしている家族など、感謝する人達は身の回りに至るところにいます。
ありがとう。
この一言で救われる人がいます。
どんな仕事も誰かのありがとうなのです。
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