マインクラフトで授業するの? 学校教育で使うマイクラとは
Minecraft(マインクラフト)という言葉をご存知でしょうか。知らない人からすると、この「クラフト」って響きは『工作』の印象を受けるかもしれませんね。
マインクラフト(通称マイクラ)とは子供たちの間では有名なゲームの一つです。メーカーはマイクロソフト。パソコン上でも動きますし、ニンテンドースイッチでも楽しめるものです。
最近、このマインクラフトを学校教育に取り入れようという流れがあるのをご存知でしょうか。
もう少し具体的に言いますと、学校の授業の中でマインクラフトを使ってみるというものです。
ゲームを授業に?、コミュニケーションの一つ?、余暇的な要素かな、などと思うのも無理はありません。
マインクラフトをよく知っているご家庭の人なら、家で子供達がずっとゲームで遊んでいる姿に呆れているかも知れません。。えっ、学校でマインクラフト、ゲームするの?ってところでしょう。
マインクラフトはIT教育の万能ツールなのか
今年の6月に教育業界関係者向けの展示会というものがあり少し覗いてきました。
そこには、今回取り上げているマインクラフトも大々的に展示されていました。
こういう展示会では、費用を掛けて大掛かりな催しに仕立てられていると、その場では勘違いを起こしかねない点は否めないところもあります。「これ売れているんだ」とかになりやすいのです。
マイクロソフトのブランドが持つ力と、潤沢な予算の力で、これからはマインクラフトなのか?と脳への刷り込みが行われるわけです。。
そんな、ちっぽけな皮肉はさておき、マインクラフトはそれなりに無視できないものとして取り上げてみましょう。
マインクラフトの見た感じは少し安っぽい印象を受けます。ファミコン見たいというか。
マインクラフトは何の教育になるわけ?
これは先生であっても同じような疑問が脳裏に浮かぶでかも知れません。
学校のどの場面でこのマインクラフトをやるのでしょうか?
私も不思議に思いましたので展示会のマインクラフトのブースの方に尋ねてみました。
その答えは、「どの授業でも使えます」というあまり参考にならない返答でした。
もう少し具体的に教科とか場面を尋ねてみました。すると、「社会、理科、数学」などの教科に使われますとの事です。
社会科では理想の街のシミュレーション
マインクラフトは仮想空間の中で好きなだけブロックを配置することができるものです。
簡単に言うとブロックで理想の街を作り上げるのが目的です。
理科では実験をシミュレーション
マインクラフトのブロックには様々な機能を持たせることができます。
ブロックを元素を見立て、実験を行うことができるのです。
数学にはどう使うの?
計算などをシミュレーションする、基礎的な計算機のようなものをシミュレートするのでしょうか。。
ここは詳しくは聞けませんでした。
ゲームしてみる? それが近道かも
最初から教育目的にマインクラフトを使おうとやると、結構苦労を強いられそうですね。
まずは子供達と同じ目線でマインクラフトに親しみを持つのがいいかもしれません。
ゲームで楽しんでみるのはどうでしょうか。
何が楽しいのかを実際に感じ取ると、教育現場にも活用しやすいはずです。
子供達の楽しみを知っていれば、ズレのない、学びやすいマインクラフトの活用方法が
まとめ
ここまで活用の内容を見てきて、どうでしょうか。
確かにマインクラフトで教育のある部分は担うことができるかも知れません。
しかし正直なところ、マインクラフトで教育全般に効果があるというのは言い過ぎな印象があります。
一般の先生から見た場合、このゲームみたいなブロックの世界をどう授業に使ったらいいのか皆目検討もつかないでしょう。
確かにアイデア次第では何にでも使えますが、何にでも使えるは、裏を返せば何にも使えないとまでは言いませんが、かなり苦労が強いられます。
ましてや毎日このマインクラフトばかりやるほどの余裕は授業の組立や、カリキュラム上も無理があるでしょう。
個人的には、ITに関する学習の一つとしてプログラミングなどの学習が向いているのではと思います。
機会があれば、マインクラフトを子供のSwitchで遊んでみるのはどうでしょうか。
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