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子供の言葉遣い 日本語力の低下 コミュニケーションは心では伝わらない

子どもたちの生活を考える
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日本語力の低下? コミュニケーションは心では伝わらないから

communication

今回の記事では、子供たちだけでなく大人も含めた日常の言葉遣いについて考えてみましょう。

「日本語の乱れ」などという表現で、言葉の使い方の変化を危惧する見方もあります。

今に始まった話ではないですよね。

言葉の変化は日本語の文化というフィルターを通すとマイナス面だけが常にクローズアップされることが多いです。

「文化」は歴史的な背景が重んじられるものであり、変わらないこと、保存していくことが問われるものです。

しかし変化は進化という考え方もあります。変わってもいい、変わった方が時代に即したものになるのであれば素直に受け入れるのも良いのではとも思いますよね。

しかし、言葉の持つ機能という側面から見た場合、変化により言葉が伝わらないということは避けるべきものです。そんな変化は決して歓迎はできないものです。

ここ最近よく目にするのは言葉の崩れや、成立しない会話伝わらない日本語です。

場面や相手を考えない日本語の使い方をする人が増えてきています。

日本語の文を構成するために最低限必要な要素が文書に含まれていないのです。具体的に言うと極端に言葉が省略されているのです。

どうしてそのような言葉の省略が起こってしまうのでしょうか。

 

コミュニティーの方言は共通語ではない 2度は聞けても3度目は…

コミュニケーション

みなさん一人一人、ある程度同じような言葉を使うコミュニティーの中で日常を過ごします。

職場であったり、学校であったり、仲間内であったり、そこで必要な語彙を用いて円滑にコミュニケーションができれば、何ら言葉に問題を感じることはないでしょう。

問題が生じるのは他のコミュニティーとの間でコミュニケーションを取るときです。

普段接することのない人との間でのコミュニケーションを行うときです。

違和感がある程度の言葉遣いならまだ問題が無いのですが、失礼にあたるようなものであったり、意味が不明で理解できないような場合は困ったものです。

よく知らない人との間では、会話中聞き取れない内容を2度までなら聞き直すことはできても、3度目4度目などはなかなか聞き返せず理解したふりをして会話を流した経験はおありでしょうか。

聞き取れないのが初めて聞く言葉ならまだしも、会話そのものが意味不明のときは本当に困りものですね。

普段属しているコミュニティー内でのコミュニケーションは、様々な事柄を共有しあっているので、わざわざ何の事か、主語などを言わなくても通じる事が多いです。

そういう時には私達は言葉をどんどん省略していきます。よく知った中なら「あれ」だけで何を指すのかが理解できたりしますよね。

日常会話で一言一言に「私は」なんて主語をわざわざ入れる人はいないですよね。

話の流れで理解もできますし、わざわざ不必要に入れる方が不自然であったりします。

理解し合える人の間では言葉を省略するのはもちろんありです。

問題は、その感覚で全く知らない人に向けて言葉の省略をやってしまうことです。

話が伝わるためのポイントを紹介している動画です。気になるあなたはご覧ください

 

伝わらない日本語とは どうしてこんなになってしまったのか

メール

ここでお話する日本語の良し悪しとは、文法的な正しさを求めているものではありません

言葉のミスチョイス、誤字、脱字のような言い間違いなどでもありません。

例えば、言葉の通じない外国人と会話するような事が日本人同士のコミュニケーションで起こっているのです。

知らない人からの問い合わせや、SNSなどでのコメントなどでもたまに目にしますが、全く意味がわからない文書や、傍から見ていても甚だ失礼極まりない内容だと思うものが見受けられます。

常識的に驚くような内容のものもありますので少し紹介してみましょう。

これらは実際にメールにあったものです。

(※本サイトへの問い合わせではありません。)

よくあるパターンが以下のような内容です。

  • 宛先が書かれていない
  • 誰からの連絡なのかわからない
  • いきなり本題がある
  • 主語がないので何の話か不明
  • 宛先を勝手に思い込んだ依頼

これくらいなら、まだ問題はないのですが、何だこれはというようなものを見ていきましょう。

わかりやすいたとえ話をしてみますと。

 

全く知らない人から電話が掛かってきたのですが、誰とも名乗らず、こちらの名前も確認せず、いきなり用件である質問を始めました。しかも前置きが無いので何の話のことについて言っているのか、こちらにはさっぱり理解できません。少し話を聞いていると、完全に勘違いして電話をしてきていることに気付きます。後で推測してみると何かのレビュー記事に対して、注文したものが届かないなどの問い合わせのようなのです。。困っているのでなんとかしてくださいとの依頼です。話が終わると唐突に電話が切れました。

上記のようなメールがあるのです。しかも、みなさんが思うよりも頻繁にあるのです。

上記の例では、メールを読み、想像力を働かせるとわかるのですが、商品に対するレビュー記事を書いているこちら(ライター)に対して、商品の購入先でもないのにオーダー確認の依頼をしているようでした。

いったいどうやってそんな風な思考になったのでしょうかという驚きもありますが、その文面を見ると、この人は大人として日常生活を円滑に過ごせるのか?という疑問すら浮かんできます。

繰り返しますが、そういうメールを送ってくる人が何人もいるのです。世の中どうなっていこうとしてるのかと真面目に心配してしまいます。

もう少し深堀してみましょう。

宛先が書かれていない

宛先が書かれていないとは、宛名がないということです。宛名がないと誰あての手紙なのかわからないですね。

受け取った人はもしかしたら、私宛なのかな?という想像を働かせてみないといけません。

メールを書いた人は特定の個人を想定して、書いているかもしれませんが、会社など代表の宛先に届く場合、しばらく考えなければなりません。

考える時には、別の情報を頼りにします。

誰からなのか?

誰からの連絡なのかわからない

ラインなどの影響なのでしょうか。名乗らないメールは見るだけで失礼な雰囲気を感じます。

ラインや他のSNSでは、そもそもアカウントがオープンになっている状態であり、相手も誰かわかっている前提でメッセージをやり取りします。

メールの場合は同じルールではいけないのです。メールアドレスは名乗っていることにはなりません。もしかするとこの辺りの感覚が理解できていない人も想像以上にたくさんいるのかも知れません。

いきなり本題がある

宛名も、誰からなのかもわからず、そして前置きもなく本題が始まります。

街の中でいきなり知らない人から話しかけられる場合も、前置きがありますよね。

「すみません」、「よろしいですか」、「あの〜」などを最初に言います。道案内程度のことならいきなり本題でも構わないです。

何だかよくわからない話を言われても困ります。この人誰に何の話をしてるの?誰?

これを避けた内容のメールにしなければならないのです。

主語がないので何の話か不明

私達がネットで何かを買って、届いたものが壊れていたとき、いきなり電話で「壊れているので交換して欲しい」だけ言っても通じないのは当たり前です。

私は誰なのか
買ったものは何なのか
何をして欲しいのか

このような事をきちんと伝えないと要求を認めてはもらえません。

 

ビジネスで使うメールを使って、最低限人に伝わる文書はどんなものなのかを考えてみましょう

メール

よくあるビジネスメールの構成は以下のようなものでしょう。

  • メールの宛先
  • メール差出人
  • 冒頭の挨拶
  • 本文
  • 締めの挨拶
  • 署名など

 

メールの宛先

メールには必ず最初に宛先をきちんと明示します。それを見ることで、メールを着信した自分宛てのメールと理解できます。

宛先が自分でなければ間違ったメールであることがわかります。

この宛先が書かれないメールを見るとどう思いますか。

SNSを多用するあまり、きっと同じ感覚で書かれたのでしょう。電話だと、繋がってもXXさんですか?など本人の確認をしてから話は進みます。

 

メール差出人

このメールは誰からのものなのかを冒頭で相手に伝えなければなりません。

昨今のセキュリティの観点では、メールに差出人が無いと、このメール自体を信用してもよいかどうかを判断しなければなりません。

誰からのメールなのかがわかれば、読む必要のあるものなのか、単なる売り込みなどの目的のメールなのかを見分けることができます。

それ以前に、誰かも名乗らない電話には対応しないのと同じように、メールも同じですよね。その事自体が大変失礼な態度ですから。

 

冒頭の挨拶

堅苦しい挨拶は親しい間柄では不要なものかも知れません。

しかし現在のビジネスのメールでは冒頭の挨拶は当たり前に必要な内容です。

理由はほぼ全てのメールがこのルールで書かれており、冒頭の挨拶が無いと違和感を感じるからです。好意的な違和感ではありません。なんだか失礼な雰囲気と感じます。

 

本文

伝えたいことを本文では書きます。本文の冒頭では何の話なのかをはっきりさせないといけません。

これが無く、さらに文書に主語も無い場合、読み手は想像力を働かすしか対処する術はありません。

文書が単文などで終わる場合、情報が少な過ぎて読み手には全く意味がわからないのです。

しかも、メールは一方通行なので、メールを出した本人は伝えた気でいるものです。

 

締めの挨拶

ここは冒頭の挨拶と対になるように必要なものです。メールを読んで頂いたことに対する感謝を述べておきましょう。

 

署名など

これは初回送信者側には必要なものですが、返信メールにはわざわざ入れないものです。

ビジネスメールには必要という程度なので、さしてこの有無では不平などはないでしょう。

 

もう一つ動画をチェックしてみましょう。

まとめ 子供の言葉遣い どこで学ぶのか

武器

今更ながらメールの書き方を考えてみて気付いたのですが、メールは結構高度な配慮が必要なコミュニケーションツールです。

かつてはメールしか無かった時代がありました。最近では、メールを活用する前にSNSを使う人がほとんどでしょう。

もしかすると、もはやメールを使わないで済むケースもあるのかも知れません。

そういう人が初めてメールを作成する時に、どう書いていいのかわからなくて初めて調べてみる機会に恵まれる人もいます。

しかし調べようとしない人はどうなるでしょうか。

伝わらないメールと同じような事が、普段の会話でも起こるとどんなことになるでしょうか。

どんなコミュニケーションにも共通して大切なものは、相手の立場になって考えることですよね。

気持ちのおもむくままに、心に思うままに、言葉を表現すると、相手を傷つけてしまうことさえあります。

知らない間に誰かを傷つけてしまうことだってあります。

そうならないために、最低限の言葉のルールは学ばないといけません。

車の運転は免許がいるのに、言葉にはそんなものはありません。

他人はなかなか指摘してくれるものではありませんから自分で身につけるしかありませんね。

子供達は学校でこういったことをしっかり教えてくれればいいのですが。

学校の勉強では教わることのない部分は、家庭でしっかり身につけてあげましょう。

言葉を正しく大切に使うことを教えるのには、私達、大人ならなんの予習も要りませんよね。

 

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