学校行事の運動会は無観客? PTAで考える
今回の記事は学校行事、とりわけ屋外での運動会への観客動員について考えてみましょう。
密を避けるために、学校行事への保護者などの参加を控えるのが長らく続き、いつ元の状態に戻すかというのが悩ましいことでしょう。
きちんとした感染予防対策をすれば問題なしということも言われていますが、何もかも一様な「きちんとした」対策とはできない現状もあります。
ワクチン接種も進んでいるものの、コロナ感染者数は一進一退を繰り返す中、学校行事への参加に対する様々な声が聞かれることでしょう。
運動会参加で得られるものとは
親御さん、子供たちの立場で運動会参加で得られるものは何かを考えてみましょう。
親御さんの求めるものとは
★子供たちの行事に参加していること
★子供たちへ見に来たことが伝わること
★子供たちの頑張りを自分の目で見ること
★子供たちの頑張っている写真を撮ること
子供たちの求めるものとは
★子供たちの立場で自分たちの保護者が運動会に出席することで得られるものは何でしょうか。
★自分の活躍している場を見せたい
★日頃の頑張りの成果(記録)を見てもらえる
★写真や動画を撮ってもらえる
★来てもらっている安心感
参加で得られるものを代替できれば
学校やPTAなどの努力で、親御さんの運動会への参加がかなうのが理想です。
そうはならない場合、親御さん、子供たちの求めるものを100%とは言いませんが、手に入れることができれば納得いただくことも容易になるかも知れません。
「子供たちの行事に参加していること」
「子供たちの頑張りを自分の目で見ること」
この2つは参加していることをリアルに実感できる仕組みが提供できればより理解が得られるかも知れません。
例えばネットでオンライン配信などで生中継してはどうでしょうか。たった今のリアルな運動会を感じることができます。
「子供たちへ見に来たことが伝わること」は逆に家庭の方からオンラインミーティングアプリなどでランダムに音声を運動会会場の放送に流すなどしてはどうでしょうか。
「子供たちの頑張っている写真を撮ること」は学校が利用できるオンラインストレージなどにたくさんの写真をアップすることです。
更にいうと、この無観客の運動会に限って子供たちにはスマホ持ち込み可にして一緒に写真をアップしてもらうなどどうでしょうか。もちろん学校内でしっかりとした協議の上、子供たちへの説明を行って初めて実現可能であるのかと思います。
「写真や動画を撮ってもらえる」も同じように、その日に限って子供たちにスマホ利用を特別に許可してあげるのはどうでしょうか。かえって盛り上がるかも知れません。
撮影した動画は学校でデータを受け取ってアップしたり、限定公開などで関係者のみ閲覧可能な形で観れるようにするなどがよろしいのかも知れません。
まとめ 別のやり方でこれまでと同じ満足を得るために考えましょう
しっかりと求めているものの本質を考えてみることで、形態こそ違えど、満足感を得ることは可能かも知れません。
もちろんネットなどの利用が全ての代わりになるとは限りません。
100%を目指すか0%かではなく、10%でも、20%でも実際に学校に来ているのに近い体験を目指しましょう。
もしかするとこれまで感じれなかった新たなものが新しい取り組みで得られるかも知れません。
仮にこれまでの普通の運動会で得れたものが、ネット利用でたった30%だとしても、いくつもの新しい体験が残りの70%を生み出し埋めれさえすればトータル満足に繋がるのではないのでしょうか。
学校行事に興味を持ち、普段のいつものようにわざわざ学校に行かなくともより一層体感できるような仕組みになればいつもよりもたくさんの応援のある運動会を開催できるかも知れません。
少しづつ考えていきましょう。
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