WEBなのにどうしてPDFばかり？ 読みやすさも再利用も犠牲に
学校を始めとする教育行政全般の情報を得ようとWEB検索してみるととても特徴的なことがあります。
それは、何かとPDFデータへのリンクに辿り着くということです。
そういったPDFのリンクにたどり着くとどうなるか。
WEBブラウザアプリからPDF閲覧アプリに遷移します。PDFの内容が表示されたり、PDFファイルのダウンロードとなったりします。
上の画像のようなケースです。
簡潔に言うとシームレスな感覚で情報を得ることができないのです。
通常WEBページはHTMLというフォーマットでコンテンツが作成されており、どのようなデバイスからでも一定の見やすさで表示されます。
PDFの場合、一枚の紙のドキュメントがデータとして保存されているわけで、スマホなどで表示される場合は必ずA4サイズの横や縦サイズなどが収まる見え方になります。
PDFのデメリットとして、内容を読むには、二本の指で拡大などする手間が必要なのです。
WEBページなどの閲覧性に比べるとかなり劣るのです。
WEBページの利便性とは
普段スマホで何かをネットで調べたり、長文を読んだりする時に目にするWEBページの閲覧性はPDFよりも相当高いのです。
WEBページの場合、使うスマホの画面の幅などに応じてレイアウトは自動で調整されます。
そして読み進める時の指は一本ですみ、その動作も下から上に人差し指を画面上でスクロールするだけ。
圧倒的に単純な動きでたくさんの情報にアクセスできるのです。
PDFの場合は拡大して、縮小して、スクロールして、次のページへ移り、また拡大してとステップも増えてとても手間になるのです。
将来情報が欲しい人に渡してあげれるようにしよう
PDFに向いている用途として、マニュアルや、規律、法律の条文など度々変更されないものです。
元々は文書を変更、改ざんされにくいものとしたい意図によってPDFが使用されることが多いのでしょう。
情報提供、再利用を目的にした場合はWEBページの利便性は今更ながらですが高いのです。
学校に関わる人たちは必然的に入れ代わります。教員の皆さんはその仕組みにより異動があります。PTAも毎年入れ替わります。
人が入れ替わると必ず引き継ぎが行われます。しっかりと引き継がれるケースもあれば、そうでないケースもあります。
そういった場合過去の情報だけが頼りになります。
もしも過去の情報すら用意されていないような最悪な場合、一般的な情報を得るしかありません。
WEBからです。そんな雲をつかむようなときに、ひどく閲覧性の悪い情報に溢れているのはとても効率が悪いわけです。
がっかりもしますし、なんて文化なんだと驚くわけです。
本当のIT化は誰が推進する？
たった今携わっている私たちが進めるのが一番効率がいいのです。
未来の誰かにお任せではなく。私がしないといけないのです。（これを読んだ幸運なあなたもです）
このサイトではネット上にあるこれまでのノウハウなどをWEBページにアップしていくことで、閲覧性のいい誰もがすぐに使えるものにしていければと思っています。
どうぞご期待ください。
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